2014-09-01から1ヶ月間の記事一覧
プラサンガという語を「過失に堕する」と解する用例が『中論』には少なくない。それは、相手の主張をとりあげて突きつめてゆき、そのなかの過失(ドーシャ、自己撞着)を鋭く指摘して、その主張を破り去る。そのためにみずからは主張を立てず、また自説のな…
第三の転法輪は、詩人ロビンソン・ジェファーズのいう「外に向かって恋におちる」ことに近いのではないかと思う。この世界から逃げ出したり、図表を眺めなからボタンやレバーを、いじっては、遠隔操作でものごとを処理したりすることが、私たちの本分ではな…
深呼吸して、心をひらいてくださいそして、遠い昔の想像するのも難しいような時代を思い出しますこの地球で毒の火がつくられたその時代までもどるのは私たちにはたいへんなことです二十二世紀に生きる私たちは危険に慣れきっていますけれども、当時二十世紀…
「仏教入門」三枝充悳 著からの引用初期仏教③苦⑵無知とその変形にもとづく苦"一般に知と称されるはたらきの内実は、対象に関する知なのであって、対象すなわち外に向けられたその知は、ときに莫大なエネルギーや時間などを要しつつも、その外なる対象を明ら…