dgwingtong's blog

世の中について書きます

言葉を塊の音として捉え意味を捉える

音の塊として言葉を捉え、意味を照らし合わせる。人間が言葉を覚える過程をみれば、文法も単語も知らず言葉を覚えていくのは、音の塊を認識する事から始まる。音の塊をたくさん集めて、意味と照合して合致したものから言葉を覚えていくのではないか。

忘れたり思い出したりして言葉の数を増やしていく。この時は単語というよりフレーズで覚えていくと思う。音の塊としてのフレーズがあり、後から単語に分解できることを知り、文法でつながっていることを知る。

外国語の学習ではそれが逆になり、単語を覚えて、文法でつないで、文を完成させる。まったく真逆だから言葉を話せるようになるのは難しい。

もう21世紀になるのに、こんなことまで分かっているのだからもう少し外国語の勉強法は進化しないのかとつくづく思ってしまう。

単語から覚えていくのは音の再現からすると最低だ。単語を単独で使用する事はない。フレーズでは単語は前後の単語で音が変化するし、1音節づつ発音する日本語と決定的に違う。

日本語にも訛りというのは方言でなくても存在する。英語ほど極端でなくてもリンキング(連結)リダクション(脱落)アシミレーション(同化)のようなものはある。英語では前後の音に大きく影響を受けるので単語で音を覚えるとまるで違った音に聞こえるんで単語を捉えることは出来ない。

初めから違うものという認識でいないと混乱する。それはそういうものだと初めから思っていないとついていけない。

その辺の入り方を見失うと、英語の理解に大きく時間を失う事になると思えるのだ。